2008年8月8日金曜日

第一話 海岸の話

姉が友人から聞いた話
大学のサークルの夏合宿での事です

沖縄のとある海岸でキャンプをしていました
夜、海辺で花火をした後、何人かが
夜の海で海水浴を始めました
しばらく遊んで、そろそろ時間も遅いので
皆が浜辺にあがると、一人いちばん泳ぎの達者な
先輩がいません。
あたりを見回すと、ずっと沖のほうでその先輩が顔を
水面から出して、こちらをみながら浮かんでいます。
皆で「はやくあがってきなよー」と呼びかけると、

「あがれないんだー!」
と、真剣な声で叫んでいます。

なにをふざけてるのか、と思いながらも、足でもつったのかもしれない
と、2,3人でそこまで泳いでゆき先輩を浜辺までつれてきました。

「どうしたの?」と聞かれた先輩が話し出しました
「あのあたりを泳いでいたら、誰かが足をぐいぐいひっぱるんだ。
誰かがふざけてやってるのかと思って、その手をつかみ
「やめろよ」といって水面にひきあげた。そうしたら」

「引き上げたらそれは、こどもをおぶった、防災頭巾をかぶってる
焼けただれた女の人だったんだ」

その夜は恐怖のあまり皆でひとつのテントにかたまり、朝になるまで
ずっと起きていたそうです。

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